2015年06月26日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・25週(6月15日~6月21日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は981人(定点当たり28.8)で、前週比109%とやや増加した。前週に比べ増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】
・報告数は378人(10.5)で、前週比93%とやや減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.0)の約1.3倍と多い。日南(22.3)、小林(22.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。
【手足口病】
・報告数は185人(5.1)で、前週比167%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.3)の約1.2倍と多い。中央(25.0)、宮崎市(9.5)保健所からの報告が多く、年齢別では1~2歳が全体の約7割を占めた。
【ヘルパンギーナ】
・報告数は141人(3.9)で、前週比141%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.9)と同程度であった。日南(18.3)、延岡(6.8)保健所からの報告が多く、年齢別では1~2歳が全体の約6割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年6月26日更新)