2016年06月17日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・23週(6月6日~6月12日)

◎トピックス
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
全数報告の感染症の報告が延岡保健所から1例あった。
の報告が延岡保健所から1例あった。県内での報告は今年2例目で、累計29例(平成25年3月届出開始以降)となった。患者は70歳代男性で、発症は5月下旬であった。ダニの刺し口は確認できず、海外渡航歴もなかった。

◎定点医療機関からの報告総数は716 人(定点当たり23.0)で、前週比100%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は水痘とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は110人(3.1)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約0.9倍であった。中央(13.0)、日南(5.3)、高千穂(4.0)保健所からの報告が多く、年齢別では3~5歳が全体の約半数を占めた。

【流行性耳下腺炎】
報告数は123 人(3.4)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(0.71)の約4.8倍であった。日向(11.5)、小林(9.3)、高千穂(8.0)保健所からの報告が多い。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年6月17日更新)