2016年09月02日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・34週(8月22日~8月28日)


◎定点医療機関からの報告総数は609人(定点当たり19.4)で、前週比105%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎と手足口病であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【RSウイルス感染症】
報告数は65人(1.8)で、前週比191%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.0)の約0.9倍であった。延岡(5.8)、日向(4.3)保健所からの報告が多く、年齢別は1歳以下が全体の8割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
報告数は65人(1.8)で、前週比74%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.74)の約2.4倍であった。高千穂(9.0)、小林(7.0)、延岡、日向(各2.0)保健所からの報告が多く、年齢別は3~4歳が全体の4割を占めた。

【伝染性紅斑】
報告数は38人(1.1)で、前週比115%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.30)の約3.7倍であった。小林(3.0)、高鍋(2.3)、日向(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別は3~5歳が全体の半数を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年9月2日更新)