2023年11月03日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第43週 (10/23~10/29)

【定点把握の対象となる5類感染症】
・定点医療機関からの報告総数は1,443人(定点当たり33.6)で、前週比112%と増加した。
 なお、前週に比べ増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は175人(3.0)で、前週比125%と増加した。
高千穂(8.5)、延岡(6.1)、日向(3.8)保健所の報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】
報告数は693人(12.0)で、前週比105%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.28)の約43.2倍であった。
延岡(26.7)、中央(20.0)、小林(15.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は214人(5.9)で、前週比139%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約4.3倍であった。
延岡(9.5)、都城(8.7)、宮崎市(8.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から8歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年11月6日更新)