2023年12月15日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第49週 (12/4~12/10)

【定点把握の対象となる5類感染症】
・定点医療機関からの報告総数は3,896人(定点当たり78.3)で、前週比129%と増加した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は170人(2.9)で、前週比121%と増加した。日南(6.6)、延岡(5.0)、高千穂(3.5)保健所の報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】
報告数は2,879人(49.6)で、前週比140%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(2.0)の約25.4倍であった。
高鍋(78.3)、延岡(63.6)、中央(63.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は299人(8.3)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。
例年同時期の定点当たり平均値*(2.5)の約3.4倍であった。
日南(18.3)、都城(12.5)、宮崎市(11.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から7歳が全体の約4割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年12月15日更新)