2023年12月22日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第50週 (12/11~12/17)

【定点把握の対象となる5類感染症】
・定点医療機関からの報告総数は4,134人(定点当たり82.2)で、前週比105%と増加した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び手足口病であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は216人(3.7)で、前週比127%と増加した。
日南(7.0)、延岡(6.6)、日向(5.2)保健所の報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】
報告数は3,089人(53.3)で、前週比107%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約16.7倍であった。
中央(89.0)、延岡(86.9)、高鍋(68.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約7割を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は161人(4.5)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.75)の約6.0倍であった。
都城(9.0)、宮崎市(7.2)、延岡(4.0)、中央(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から5歳が全体の約7割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年12月22日更新)