2023年06月02日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第21週 (5/22~5/28)

【定点把握の対象となる5類感染症】
第21週
・定点医療機関からの報告総数は1,422人(定点当たり33.6)で、前週比123%と増加した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は192人(3.3)で、前週比143%と増加した。
高千穂(24.0)、日向(4.0)、小林(3.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】
報告数は410人(7.1)で、前週比156%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.19)の約36.4倍であった。
小林(24.0)、都城(18.9)、日南(7.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。

【ヘルパンギーナ】
報告数は321人(8.9)で、前週比189%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.77)の約11.6倍であった。
中央(16.0)、宮崎市(15.7)、延岡(8.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年6月1日更新)