2023年12月08日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第48週 (11/27~12/3)

【定点把握の対象となる5類感染症】
・定点医療機関からの報告総数は2,948人(定点当たり60.7)で、前週比109%と増加した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は特になかった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は140人(2.4)で、前週比149%と増加した。高千穂(7.0)、中央(3.5)、都城(3.0)保健所の報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】
報告数は2,059人(35.5)で、前週比109%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約32.4倍であった。
高鍋(41.8)、延岡(41.4)、都城(41.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は293人(8.1)で、前週比115%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約3.6倍であった。
日南(15.0)、宮崎市(11.4)、都城(9.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳から7歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年12月8日日更新)