2023年11月10日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第44週 (10/30~11/5)

【定点把握の対象となる5類感染症】
・定点医療機関からの報告総数は1,437人(定点当たり33.1)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は新型コロナウイルス感染症であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は101人(1.7)で、前週比58%と減少した。
延岡(4.7)、高千穂(3.5)、中央(2.5)保健所の報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】
報告数は735人(12.7)で、前週比106%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.32)の約39.0倍であった。
小林(20.5)、高千穂(18.0)、宮崎市(16.9)、延岡(16.9)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は225人(6.3)で、前週比105%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約4.2倍であった。
延岡(10.3)、都城(9.3)、日南(8.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳から7歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年11月10日更新)