2023年05月12日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第17週・第18週 (4/24~5/7)

【定点把握の対象となる5類感染症】
第17週
・定点医療機関からの報告総数は730人(定点当たり20.3)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

第18週
・定点医療機関からの報告総数は569人(定点当たり15.3)で、前週比75%と減少した(祝祭日の休診含む)。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【感染性胃腸炎】
報告数は218人(6.1)で、前週比59%と減少した。
例年同時期の定点当たり平均値*(5.8)の約1.1倍であった。
都城(11.7)、小林(9.7)、中央(9.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から5歳が全体の約6割を占めた。

【ヘルパンギーナ】
報告数は88人(2.4)で、前週比88%と減少した。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.30)の約8.1倍であった。
延岡(4.8)、宮崎市(4.3)、高鍋(2.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約9割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年5月15日更新)