2024年03月08日

今週の注目される定点把握対象疾患
2024年第9週 (2/26~3/3)

【定点把握の対象となる5類感染症】
・定点医療機関からの報告総数は 1,784 人(定点当たり 38.2)で、前週比 83%と減少した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症及び感染性胃腸炎であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
 報告数は 363 人(6.3)で、前週比 78%と減少した。
高千穂(11.0)、日向(8.7)、高鍋(8.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は 15 歳未満が全体の約 4 割を占めた。

【インフルエンザ】
 報告数は 844 人(14.6)で、前週比 72%と減少した。
例年同時期の定点当たり平均値*(4.3)の約 3.4倍であった。
延岡(20.3)、高鍋(19.7)、中央(19.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は 15 歳未満が全体の約 9 割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
 報告数は 160 人(4.4)で、前週比 111%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(2.0)の約 2.2倍であった。
日南(6.7)、都城(6.0)、宮崎市(5.6)保健所からの報告が多く、年齢群別は 5 歳から 7 歳が全体の約 4 割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2024年3月7日更新)