2016年02月26日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・7週(2月15日~2月21日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は3,227人(定点当たり67.3)で、前週比100%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜炎と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は2,408人(40.8)で、前週比103%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値※(26.4)の約1.6倍であった。都城(61.3)、延岡(55.9)、日向(44.3)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の25%、5-9歳が37%、10-14歳が16%、15-19歳が4%、20-59歳が15%、60歳以上が3%を占めた。詳細後述。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
・報告数は413人(11.5)で、前週比90%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(13.4)の約0.9倍であった。日南(24.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【流行性耳下腺炎】
・報告数は121人(3.4)で、前週比106%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.82)の約4.1倍であった。延岡(14.8)、小林(10.3)保健所からの報告が多く、年齢別では4~6歳が全体の約6割を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年2月26日更新)