2015年06月19日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・24週(6月8日~6月14日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は880人(定点当たり26.3)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は128人(3.6)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(2.8)の約1.3倍と多い。日南(9.3)、中央(9.0)保健所からの報告が多く、年齢別では3~5歳が全体の約半数を占めた。
【感染性胃腸炎】
・報告数は405人(11.3)で、前週比106%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.6)の約1.3倍と多い。日南(24.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1~5歳が全体の約半数を占めた。
【手足口病】
・報告数は111人(3.1)で、前週比148%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約0.9倍と少ない。中央(8.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~2歳が全体の約6割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年6月19日更新)