2015年10月16日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・41週(10月5日~10月11日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は786人(定点当たり28.4)で、前週比110%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は水痘とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は68人(1.9)で、前週比121%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.1)の約1.7倍であった。年齢別では6~7歳が全体の約4割を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【感染性胃腸炎】
・報告数は441人(12.3)で、前週比151%と大幅に増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(5.8)の約2.1倍と多い。小林(34.7)、高千穂(32.0)、中央(28.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6カ月~4歳が全体の約6割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は30人(0.83)で、前週比83%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.0)の約0.8倍であった。小林(7.3)保健所からの報告が多く、年齢別では4歳が全体の3割を占めた。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年10月16日更新)