2015年12月25日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・50週(12月7日~12月13日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は850人(定点当たり26.5)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は2人(0.03)で、前週比29%と減少した。
(流行開始の目安:定点当たり1.0)

【RSウイルス感染症】
・報告数は72人(2.0)で、前週比109%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.3)の約1.5倍であった。年齢別では1歳が全体の約4割を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は137人(3.8)で、前週比105%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(2.6)の約1.4倍であった。日向(8.3)保健所からの報告が多く、年齢別では3~5歳が全体の約4割を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は398人(11.1)で、前週比86%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(21.5)の約0.5倍であった。日南(46.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~4歳が全体の約半数を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は35人(0.97)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※(0.27)の約3.6倍であった。宮崎市(2.1)保健所からの報告が多く、年齢別では3~6歳が全体の約6割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は80人(2.2)で、前週比170%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.2)の約1.9倍であった。延岡(8.8)、日向(6.5)保健所からの報告が多く、年齢別では3~5歳が全体の約半数を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年12月25日更新)