2016年02月12日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・5週(2月1日~2月7日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は2,507人(定点当たり57.9)で、前週比126%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は伝染性紅斑であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は1,638人(27.8)で、前週比146%と大幅に増加した。都城(45.9)、日向(41.5)、延岡(39.6)保健所からの報告が多く、流行警報開始基準値(30.0)を上まわった。年齢別では5歳未満が全体の21%、5-9歳が38%、10-14歳が21%、15-19歳が3%、20-59歳が15%、60歳以上が2%を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は128人(3.6)で、前週比129%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(2.4)の約1.5倍であった。日向(8.0)保健所からの報告が多く、年齢別では4~6歳が全体の約半数を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
・報告数は450人(12.5)で、前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(13.5)の約0.9倍であった。中央(26.0)、日南(20.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は98人(2.7)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※(0.80)の約3.4倍であった。延岡(14.5)保健所からの報告が多く、年齢別では、4~6歳が全体の約半数を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年2月12日更新)