2016年03月18日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・10週(3月7日~3月13日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は3,230人(定点当たり67.3)で、前週比116%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は流行性角結膜炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は2,472人(41.9)で、前週比82%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値※(15.1)の約2.8倍であった。日南(49.4)、宮崎市(48.3)、延岡(47.4)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の23%、5-9歳が38%、10-14歳が19%、15-19歳が3%、20-59歳が13%、60歳以上が4%を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【流行性耳下腺炎】
・報告数は89人(2.5)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※(0.80)の約3.1倍であった。延岡(11.0)、小林(6.7)保健所からの報告が多く、年齢別では4~5歳が全体の約4割を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年3月18日更新)