2015年05月29日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・21週(5月18日~5月24日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は961人(定点当たり27.7)で、前週比107%とやや増加した。前週に比べ大きく増加した疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【手足口病】
・報告数は66人(1.8)で、前週比178%と大幅に増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の約0.8倍と少ない。年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。
【感染性胃腸炎】
・報告数は493人(13.7)で、前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.5)の約1.3倍と多い。小林(25.7)、日南(22.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1~4歳が全体の約半数を占めた。

【ヘルパンギーナ】
・報告数は84人(2.30)で、前週比162%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約1.6倍と多い。延岡(9.5)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳が全体の約4割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年5月29日更新)