2015年06月12日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・23週(6月1日~6月7日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は851人(定点当たり25.4)で、前週比93%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【咽頭結膜熱】
・報告数は38人(1.1)で、前週比127%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.0)と同程度であった。日南(3.0)保健所からの報告が多く、年齢別では3~4歳が全体の約半数を占めた。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は126人(3.5)で、前週比85%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.0)の約1.2倍と多い。中央(8.0)保健所からの報告が多く、年齢別では4~6歳が全体の約半数を占めた。
【ヘルパンギーナ】
・報告数は99人(2.8)で、前週比143%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.1)の約1.3倍と多い。延岡(9.0)、日南(7.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1~2歳が全体の約半数を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年6月12日更新)