2015年09月04日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・35週(8月24日~8月30日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数876人(定点当たり27.8)で、前週比100%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】
・報告数は103人(2.9)で、前週比143%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(2.6)の約1.1倍であった。年齢別では1歳が全体の半数を占めた。

【手足口病】
・報告数は285人(7.9)で、前週比77%と減少した。流行警報レベル(5.0)を超過している。例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約2.5倍と多い。日南(11.3)、宮崎市(9.4)、延岡(9.3)保健所からの報告が多く、年齢別は1~2歳が全体の約6割を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は265人(7.4)で、前週比120%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.5)の約1.3倍と多い。中央(21.0)保健所からの報告が多く、年齢別は3歳以下が全体の約6割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年9月4日更新)