2016年03月25日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・11週(3月14日~3月20日)

定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は2,384人(定点当たり51.0)で、前週比75%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は伝染性紅斑と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。


インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は1,664人(28.2)で、前週比67%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値※(13.6)の約2.1倍であった。宮崎市(37.4)、中央(36.0)、日南(30.6)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の24%、5-9歳が34%、10-14歳が23%、15-19歳が3%、20-59歳が13%、60歳以上が3%を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【流行性耳下腺炎】
・報告数は98人(2.7)で、前週比110%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.88)の約3.1倍であった。延岡(9.0)、小林(7.3)保健所からの報告が多く、年齢別では3~5歳が全体の約6割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年3月25日更新)