2016年05月06日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・16週(4月18日~4月24日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は905人(定点当たり27.5)で、前週比91%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。

【感染性胃腸炎】
・報告数は93人(2.6)で、前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.82)の約3.2倍であった。小林(7.7)、日向(7.3)、延岡(5.3)保健所からの報告が多く、年齢別では3~7歳が全体の約7割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は127人(3.5)で、前週比114%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.83)の約4.3倍であった。小林(17.0)、日向(7.0)、延岡(6.5)保健所からの報告が多く、年齢別では4~6歳が全体の約6割を占めた。

基幹定点からの報告
○細菌性髄膜炎:日南保健所から1例報告があった。0~4歳であった。
○マイコプラズマ肺炎:延岡、高鍋保健所から1例ずつ報告があった。0~4歳が1例、5~9歳が1例であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):都城保健所から1例報告があった。0~4歳であった。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年4月28日更新)