2017年07月07日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・26週(6月26日〜7月2日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は923人(定点当たり26.9)で、前週比119%と増加した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【ヘルパンギーナ】
報告数は82人(2.3)で、前週比181%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(4.4)の約0.5倍である。
日向(4.3)、日南(4.0)、宮崎市(2.9)保健所からの報告が多く、年齢別は1~2歳が全体の約6割を占めた。
【手足口病】
報告数は328人(9.1)で、前週比144%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約2.9倍である。
日向(14.5)、日南(12.3)、都城(9.3)保健所からの報告が多く、年齢別は6ヶ月~2歳が全体の約8割を占めた。

★定点からの報告★
○マイコプラズマ肺炎:宮崎市保健所から1例報告があり、10歳代であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):都城保健所から1例報告があり、0~4歳であった。なお、病原体の群別は不明である。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年7月7日更新)