2017年05月29日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・20週(5月15日〜5月21日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は706人(定点当たり21.4)で、前週比93%と減少した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【手足口病】
報告数は112人(3.1)で、前週比104%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(0.81)の約3.8倍である。中央(19.0)、都城(7.2)保健所からの報告が多く、年齢別は1~2歳が全体の約6割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は136人(3.8)で、前週比136%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(2.8)の約1.3倍である。高千穂(9.0)、中央(7.0)、日南(6.3)保健所からの報告が多く、年齢別は3~7歳が全体の約6割を占めた。

★定点からの報告★
○マイコプラズマ肺炎:
高鍋保健所から2例報告があり、0~4歳であった。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス):延岡(5例)、宮崎市、日南、日向(各1例)保健所から報告があり、0~4歳が5例、5~9歳が3例であった。なお、病原体の群別は不明である。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年5月26日更新)