2017年11月14日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・44週(10月30日〜11月5日)

【定点把握の対象となる5類感染症】

定点医療機関からの報告総数は612人(定点当たり18.9)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★

【インフルエンザ】
報告数は65人(1.1)で、前週比250%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.01)の約110倍である。
高鍋、日向(4.5)保健所からの報告が多く、年齢別は10~14歳が全体の40%を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は268人(7.4)で、前週比88%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(10.6)の約0.7倍である。
日向(20.3)、小林(13.0)、日南(8.7)保健所からの報告が多く、年齢別は1~3歳が全体の約半数を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は62人(1.7)で、前週比129%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.95)の約1.8倍である。
小林(8.3)、都城(4.7)保健所からの報告が多く、年齢別は1~3歳が全体の約6割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年11月10日更新)