2018年01月12日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成30年・52週(12月25日~12月31日)、1週(1月1日~1月7日)

□ トピックス
・インフルエンザ(定点把握対象):第 52 週(12/25~12/31)の定点当たりの報告数は 45.1 と、今シーズン初めて流行警報レベル開始基準値(30.0)を上回りました。昨シーズンと比較して 3 週間早くなっています。
詳細後述。

第52週
定点医療機関からの報告総数は 3,260 人(定点あたり 63.8)で、前週比 133%と増加した。
前週(第 51週)に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎である。

第1週
定点医療機関からの報告総数は 2,387 人(定点あたり46.5)で、前週比73%と減少した(連休の休診含む)。
前週(第 52 週)に比べ増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【インフルエンザ】
報告数は 2,016 人(34.2)で、前週(第 52 週)比 76%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*
(12.4)の約 2.8 倍である。都城(63.2)、延岡(59.3)、日向(33.5)保健所からの報告が多かった。

【感染性胃腸炎】
報告数は 223 人(6.2)で、前週(第 52 週)比 62%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(12.5)の約 0.5 倍である。
日南(15.0)、小林(11.7)保健所からの報告が多く、年齢別では 1~2 歳が全体の約 3 割を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は 19 人(0.53)で、前週(第 52 週)比 34%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.77)の約 0.7 倍である。
小林、高千穂(1.0)保健所からの報告が多く、年齢別では 1~4 歳が全体の約 8 割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成30年1月11日更新)