2017年03月12日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・9週(2月27日〜3月5日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は1,637人(定点当たり35.3)で、前週比91%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【インフルエンザ】
報告数は1,087人(18.4)で、前週比84%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(25.6)の約0.7倍であった。
日南(33.8)、中央(27.5)、都城(24.4)保健所からの報告が多く、年齢別は5~9歳が全体の約3割を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は329人(9.1)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(12.4)の約0.7倍であった。
小林(20.0)、日南(13.7)、高千穂(13.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1~4歳が全体の約半数を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は32人(0.89)で、前週比119%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.77)の約1.2倍であった。
日南(4.3)、高千穂(4.0)、延岡(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1~3歳が全体の約8割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年3月10日更新)