2018年04月02日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成30年12週(3/19~3/25)

【定点把握の対象となる5類感染症】
定点医療機関からの報告総数は922人(定点当たり27.3)で、前週比84%と減少した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎(ロタウイルス)で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は82人(2.3)で、前週比98%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約1.2倍である。延岡(5.3)、中央(5.0)、日南(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は3~6歳が全体の約6割を占めている。

【咽頭結膜熱】
報告数は37人(1.0)で、前週比82%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.64)の約1.6倍である。
都城(1.7)、宮崎市(1.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳未満が全体の約8割を占めている。

【手足口病】
報告数は54人(1.5)で、前週比106%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.63)の約2.4倍である。
日南(6.3)、中央(3.0)、高鍋(2.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1~3歳が全体の約8割を占めている。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成30年3月30日更新)