2017年06月02日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・21週(5月22日〜5月28日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は791人(定点当たり24.3)で、前週比114%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【感染性胃腸炎】
報告数は353人(9.8)で、前週比121%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(10.9)の約0.9倍である。日南(20.0)、小林(15.7)、日向(11.8)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約半数を占めた。

【手足口病】
報告数は125人(3.5)で、前週比112%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約3.2倍である。中央(10.0)、都城(5.3)、宮崎市(4.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月~2歳が全体の約8割を占めた。

★定点からの報告★
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):延岡(2例)、宮崎市、日南(各1例)保健所から報告があり、0~4歳が3例、5~9歳が1例であった。なお、病原体の群別は不明である。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年6月2日更新)