2018年04月13日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成30年14週(4/2~4/8)

【定点把握の対象となる5類感染症】
定点医療機関からの報告総数は689人(定点当たり19.8)で、前週比81%と減少した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎(ロタウイルス)である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【感染性胃腸炎】
報告数は341人(9.5)で、前週比89%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(10.4)の約0.9倍である。
小林(21.3)、都城(11.5)、中央(11.0)、高鍋(10.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は1~5歳が全体の6割を占めている。

【手足口病】
報告数は81人(2.3)で、前週比129%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.87)の約2.6倍である。
中央(8.0)、宮崎市、高鍋(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳未満が全体の8割以上を占めている。

【流行性耳下腺炎】
報告数は31人(0.86)で、前週比97%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(0.79)の約1.1倍である。
日南(9.7)、延岡(0.25)、都城(0.17)保健所からの報告である。
年齢群別は別グラフに示す。
日南保健所からの報告は昨年9月から多く見られ、流行警報レベル開始基準値を超えることも多い。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成30年4月13日更新)