2017年06月23日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・24週(6月12日〜6月18日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は738人(定点当たり23.9)で、前週比110%と増加した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は手足口病と流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【手足口病】
報告数は218人(6.2)で、前週比118%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(2.0)の約3.2倍である。
日向(10.8)、都城、日南(各7.3)保健所からの報告が多く、年齢別は1~2歳が全体の約7割を占めた。

【ヘルパンギーナ 】
報告数は35人(1.0)で、前週比124%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約0.4倍である。
日南(2.3)、日向(1.5)、宮崎市(1.4)保健所からの報告が多く、年齢別は1~2歳が全体の約7割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

★定点からの報告★
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋、日向(各1例)保健所から報告があり、0~4歳及び5~9歳であった。なお、病原体の群別は不明である。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年6月23日更新)