2018年08月10日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成30年31週(7/30~8/5)

【定点把握の対象となる5類感染症】
定点医療機関からの報告総数は744人(定点当たり23.4)で、前週比105%と増加した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【RSウイルス感染症】
報告数は108人(3.1)で、前週比154%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.74)の約4.2倍である。
延岡(9.8)、高鍋(7.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳以下が全体の約9割を占めている。

【手足口病】
報告数は145人(4.1)で、前週比90%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(7.2)の約0.6倍である。
高千穂(20.0)、小林(9.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳~3歳が全体の約8割を占めている。

【ヘルパンギーナ】
報告数は9,733人(3.1)で前週比124%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約0.9倍である。長野県(8.6)、山形県、静岡県(各8.4)からの報告が多く、年齢群別では1~4歳が全体の約8割を占めている。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成30年8月10日更新)