2018年09月21日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成30年37週(9/10~9/16)

【定点把握の対象となる5類感染症】
定点医療機関からの報告総数は859人(定点当たり26.9)で、前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はヘルパンギーナである。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【感染性胃腸炎】
報告数は375人(10.7)で、前週比105%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(5.8)の約1.8倍である。
日南(53.3)、小林(11.3)、日向(10.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6か月~4歳が約6割を占めている。

【RSウイルス感染症】
報告数は206人(5.9)で、前週比98%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(3.5)の約1.7倍である。
日南(11.7)、都城(8.0)、宮崎市・小林(各7.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は2歳以下が約9割を占めている。

【ヘルパンギーナ】
報告数は55人(1.6)で、前週比86%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約1.3倍である。
延岡(6.3)、日向(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1~2歳が約6割を占めている。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成30年9月21日更新)