2017年06月09日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・22週(5月29日〜6月4日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は760人(定点当たり22.9)で、前週比94%と減少した。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【手足口病】
報告数は186人(5.2)で、前週比149%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約4.1倍である。中央(11.0)、都城、日向(各8.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1~2歳が全体の約7割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は119人(3.3)で、前週比103%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約1.0倍である。
中央(11.0)、高千穂(9.0)、宮崎市(4.7)保健所からの報告が多く、年齢別は3~6歳が全体の約6割を占めた。

★定点からの報告★
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):日南(3例)、都城(1例)保健所から報告があり、いずれも0~4歳であった。
なお、病原体の群別は不明である。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年6月9日更新)