2017年03月06日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・8週(2月20日〜2月26日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は1,849人(定点当たり38.8)で、前週比82%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【インフルエンザ】
報告数は1,293人(21.9)で、前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(28.6)の約0.8倍であった。
中央(33.5)、日南(30.6)、都城(27.6)保健所からの報告が多く、年齢別は5~9歳が全体の約3割を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は342人(9.5)で、前週比112%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.0)の約0.8倍であった。
日南(19.0)、小林(15.7)、都城(13.2)保健所からの報告が多く、年齢別は1~4歳が全体の約4割を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は27人(0.75)で、前週比93%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.82)の約0.9倍であった。
日南(3.3)、高鍋(1.0)、都城(0.83)保健所からの報告が多く、年齢別は1歳が全体の約3割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年3月1日更新)