2018年07月20日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成30年28週(7/9~7/15)

【定点把握の対象となる5類感染症】
定点医療機関からの報告総数は846人(定点当たり26.8)で、前週比101%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症、咽頭結膜熱及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と流行性耳下腺炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★

【RSウイルス感染症】
報告数は44人(1.3)で、前週比259%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.38)の約3.3倍である。中央(3.0)、延岡、日向(各2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では2歳以下が全体の約9割を占めている。

【手足口病】
報告数は341人(9.7)で、前週比101%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(6.9)の約1.4倍である。小林(20.3)、日向(17.3)、日南(11.7)保健所からの報告が多く、年齢群別では1~4歳が全体の約8割を占めている。

【ヘルパンギーナ】
報告数は42人(1.2)で、前週比175%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(4.3)の約0.3倍である。小林(4.0)、延岡(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では1~2歳が全体の約6割を占めている。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成30年7月20日更新)