2018年05月25日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成30年20週(5/14~5/20)

【定点把握の対象となる5類感染症】
定点医療機関からの報告総数は1,006人(定点当たり28.8)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎と流行性角結膜炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【感染性胃腸炎】
報告数は422人(11.7)で、前週比101%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(10.0)の約1.2倍である。
高千穂(25.0)、小林(19.3)、日南(18.3)、中央(18.0)、都城(17.5)保健所からの報告が多く、年齢群別では1~5歳が全体の約6割を占めている。

【手足口病】
報告数は302人(8.4)で、前週比174%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約5.9倍である。延岡(24.0)、日向(9.0)、宮崎市(8.5)保健所からの報告が多く、年齢群別では1~3歳が全体の約8割を占めている。

【流行性耳下腺炎】
報告数は35人(0.97)で、前週比61%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.92)の約1.1倍である。
2018年第1週からの累計年齢群別は3~7歳が全体の約7割を占める。
日南保健所(10.3)からの報告が多く、今年に入ってからは流行警報レベル開始基準値を超えることが多い。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成30年5月25日更新)