2017年03月21日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・10週(3月6日〜3月12日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は 1,771 人(定点当たり 39.1)で、前週比 111%と増加した。前週に比べ増加した主 な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、 減少した主な疾患は伝染性紅斑であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【インフルエンザ】
報告数は 1,142 人(19.4)で、前週比 105%と増加した。例 年同時期の定点当たり平均値*(21.6)の約 0.9 倍であった。 日南(41.0)、中央(27.5)、小林(23.8)保健所からの報告が多 く、年齢別は 5~9 歳が全体の約 3 割を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は343人(9.5)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(12.4) の約 0.8 倍であった。高千穂(19.0)、日南(18.7)、小林(14.7)保健所からの報告が多く、年齢別は 1 ~3 歳が全体の約 4 割を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は 34 人(0.94)で、前週比 106%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.73)の約 1.3 倍であった。日向(1.8)、日南(1.7)保健所からの報告が多く、年齢別は 1~3 歳が全体の約 6 割を占めた。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年3月16日更新)