2017年04月29日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・16週(4月17日〜4月23日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は1,122人(定点当たり30.2)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザである。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【インフルエンザ】
報告数は378人(6.4)で、前週比79%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(4.6)の約1.4倍である。
小林(25.4)、日南(9.4)、中央(7.5)保健所からの報告が多く、年齢別は5~9歳が全体の約4割を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は429人(11.9)で、前週比120%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(13.1)の約0.9倍である。中央(29.0)、小林(19.7)、日南(14.7)保健所からの報告が多く、年齢別は1~4歳が全体の約半数を占めた。
【手足口病】
報告数は91人(2.5)で、前週比111%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.67)の約3.8倍である。都城(8.0)、小林(5.7)、中央(3.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1歳が全体の約半数を占めた。

★定点からの報告★
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市(7例)、日向(2例)保健所から報告があり、0~4歳が7例、5~9歳、10歳代が各1例であった。
なお、病原体の群別は不明であった。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年4月27日更新)