2017年06月30日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・25週(6月19日〜6月25日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は752人(定点当たり22.5)で、前週比92%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と流行性角結膜炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【手足口病】
報告数は221人(6.3)で、前週比101%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約2.5倍である。
日向(9.8)、小林(7.7)、宮崎市(7.4)保健所からの報告が多く、年齢別では1~2歳が全体の約6割を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は32人(0.91)で、前週比219%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.92)の約1.0倍である。
日南(3.7)、中央(3.0)、延岡(2.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。

★定点からの報告★
○マイコプラズマ肺炎:日向保健所から1例報告があり、10歳代であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):延岡、高鍋(各1例)保健所から報告があり、0~4歳であった。なお、病原体の群別は不明である。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年6月30日更新)