2017年05月15日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・17・18週(4月24日〜5月7日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
第17週
定点医療機関からの報告総数は954人(定点あたり27.7)で、前週比92%と減少した。前週(第16週)に比べ増加した主な疾患は手足口病と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎である。
第18週
定点医療機関からの報告総数は697人(定点あたり20.1)で、前週比73%と減少した(連休の休診含む)。前週(第17週)に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【手足口病】
報告数は102人(2.8)で、前週(第17週)比84%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.54)の約5.2倍である。中央(13.0)、都城(9.8)、小林(3.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。
【手足口病】
報告数は32人(0.89)で、前週(第17週)比128%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.0)の約0.9倍である。日南(4.0)、延岡(1.8)、小林(1.3)保健所からの報告が多く、年齢別では 2歳以下が全体の約8割を占めた
★定点からの報告★
第17週
○感染性胃腸炎(ロタウイルス): 宮崎市(10例)、高鍋(8例)、都城、日南(各1例)保健所から報告があり、0~4歳で14例、5~9歳で5例、10歳代で1例であった。なお、病原体の群別は不明が19例で、レオウイルスの型不明が1例であった。
第18週
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市(3例)、延岡、高鍋、日向(各1例)保健所から報告があり、0~4歳が4例、5~9歳が2例であった。なお、いずれも病原体の群別は不明であった。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年5月11日更新)