2017年04月24日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・15週(4月10日〜4月16日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は1,161人(定点当たり29.9)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。
前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと手足口病であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【インフルエンザ】
報告数は480人(8.1)で、前週比83%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.3)の約1.6倍であった。小林(17.8)、日南(17.0)、中央(11.5)保健所からの報告が多く、年齢別は5~9歳が全体の約4割を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は357人(9.9)で、前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.2)の約0.8倍であった。日南(21.3)、中央(20.0)、小林(14.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1~4歳が全体の約6割を占めた。

【手足口病】
報告数は82人(2.3)で、前週比304%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.68)の約3.4倍であった。都城(6.7)、小林(3.0)、宮崎市(2.3)保健所からの報告が多く、年齢別は1~2歳が全体の約7割を占めた。

★定点からの報告★
定点医療機関からの報告総数は1,139人(定点当たり29.3)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は手足口病と水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年4月20日更新)