2017年05月19日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成29年・19週(5月8日〜5月14日)

◎定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は752人(定点当たり22.9)で、前週比114%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザと伝染性紅斑である。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【水痘】
報告数は60人(1.7)で、前週比400%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約1.0倍である。日南(9.0)、小林(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では3~6歳が全体の約6割を占めた。

【手足口病】
報告数は108人(3.0)で、前週比106%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.62)の約4.8倍であった。中央(12.0)、都城(9.2)、高鍋(3.5)保健所からの報告が多く、年齢別では3歳以下が全体の約8割を占めた。

★定点からの報告★
○マイコプラズマ肺炎
延岡保健所から1例報告があり、5~9歳であった。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス)
宮崎市、延岡、日向(各2例)、高鍋(1例)保健所から報告があり、0~4歳が4例、5~9歳が3例であった。なお、病原体の群別は不明であった。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成29年5月19日更新)