2016年01月22日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・1週(1月4日~1月10日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は921人(定点当たり29.0)で、前週比206%と増加した(前週年末年始の休診含む)。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと伝染性紅斑と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は71人(1.2)で、前週比355%と大幅に増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(12.8)の約0.1倍であった。年齢別では5歳未満が全体の32%、5-9歳が25%、10-14歳が10%、15-19歳が3%、20-59歳が23%、60歳以上が7%を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
・報告数は350人(9.7)で、前週比183%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(15.1)の約0.6倍であった。日南(38.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1~4歳が全体の約4割を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は50人(1.4)で、前週比278%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.20)の約7.0倍であった。宮崎市(2.1)、高鍋及び中央(各2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では3~7歳が全体の約7割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は148人(4.1)で、前週比269%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.1)の約3.6倍であった。日向(15.0)、延岡(13.5)、小林(9.3)保健所からの報告が多く、年齢別では5~6歳が全体の約4割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年1月22日更新)