2015年12月18日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・50週(12月7日~12月13日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は867人(定点当たり27.5)で、前週比111%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と伝染性紅斑で、減少した主な疾患は手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は7人(0.12)で、前週比117%と増加した。
(流行開始の目安:定点当たり1.0)

【RSウイルス感染症】
・報告数は66人(1.8)で、前週比108%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.3)の約1.4倍であった。年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は131人(3.6)で、前週比124%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(2.8)の約1.3倍であった。日向(8.8)保健所からの報告が多く、年齢別では4~6歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は465人(12.9)で、前週比110%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(22.2)の約0.6倍であった。日南(46.3)、小林(21.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は34人(0.94)で、前週比162%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.29)の約3.2倍であった。都城(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では5~6歳が全体の約4割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は47人(1.3)で、前週比112%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.2)の約1.1倍であった。年齢別では4~5歳が全体の約4割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年12月18日更新)