2015年11月27日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・47週(11月16日~11月22日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は835人(定点当たり26.9)で、前週比107%とやや増加した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と伝染性紅斑で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【咽頭結膜熱】
・報告数は34人(0.94)で、前週比155%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.0)の約0.9倍であった。日南(4.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳が全体の約4割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は120人(3.3)で、前週比115%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.9)の約1.8倍であった。年齢別では4~6歳が全体の約半数を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【感染性胃腸炎】
・報告数は471人(13.1)で、前週比91%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(15.3)の約0.9倍であった。日南(30.3)、小林(22.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1~4歳が全体の約半数を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は34人(0.94)で、前週比136%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.16)の約5.9倍であった。延岡(2.8)保健所からの報告が多く、年齢別では2~5歳が全体の約半数を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年11月27日更新)