2016年04月01日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・12週(3月21日~3月27日)


定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は1,508人(定点当たり36.4)で、前週比72%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は流行性角結膜熱で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。


インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は896人(15.2)で、前週比54%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(13.4)の約1.1倍であった。年齢群別では5歳未満が全体の20%、5-9歳が33%、10-14歳が23%、15-19歳が4%、20-59歳が16%、60歳以上が4%を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
・報告数は341人(9.5)で、前週比85%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(13.0)の約0.7倍であった。小林(24.3)、日南(21.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~5歳が全体の約6割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は93人(2.6)で、前週比95%とやや減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.88)の約2.9倍であった。小林(11.3)、延岡(7.0)保健所からの報告が多く、年齢別では3~5歳が全体の約6割を占めた。

【流行性角結膜炎】
・報告数は29人(4.8)で、前週比207%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約2.7倍であった。都城(9.5)保健所からの報告が多く、年齢別割合はグラフに示す。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年3月31日更新)