2016年03月11日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・9週(2月29日~3月6日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は3,227人(定点当たり67.3)で、前週比100%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜炎と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は3,030人(51.4)で、前週比110%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値※(17.7)の約2.9倍であった。延岡(70.9)、中央(64.0)、日向(58.2)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の22%、5-9歳が39%、10-14歳が19%、15-19歳が3%、20-59歳が13%、60歳以上が4%を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は416人(11.6)で、前週比107%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(14.2)の約0.8倍であった。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は92人(2.6)で、前週比74%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.77)の約3.3倍であった。延岡(9.3)、小林(8.0)保健所からの報告が多く、年齢別では2~6歳が全体の約8割を占めた。


※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年3月10日更新)