2016年01月29日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・2週(1月11日~1月17日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は872人(定点当たり26.0)で、前週比89%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と流行性耳下腺炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は143人(2.4)で、前週比201%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(26.6)の約0.1倍であった。年齢別では5歳未満が全体の28%、5-9歳が36%、10-14歳が10%、15-19歳が6%、20-59歳が17%、60歳以上が3%を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
・報告数は345人(9.6)で、前週比99%と横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※(14.0)の約0.7倍であった。日南(30.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は40人(1.1)で、前週比80%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.23)の約4.8倍であった。宮崎市(2.3)、高鍋及び高千穂(各2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では4~6歳が全体の約半数を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は92人(2.6)で、前週比62%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.98)の約2.6倍であった。延岡(13.5)、小林(6.3)保健所からの報告が多く、年齢別では4~5歳が全体の約4割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年1月29日更新)