2023年06月09日

今週の注目される定点把握対象疾患
2023年第22週 (5/29~6/4)

【定点把握の対象となる5類感染症】
第22週
・定点医療機関からの報告総数は1,354人(定点当たり33.1)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎及び手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び流行性耳下腺炎であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は175人(3.0)で、前週比91%と減少した。
高千穂(14.0)、延岡(4.1)、中央(3.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【インフルエンザ】
報告数は309人(5.3)で、前週比75%と減少した。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.13)の約41.2倍であった。
都城(18.1)、小林(6.5)、宮崎市(5.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から9歳が全体の約半数を占めた。

【ヘルパンギーナ】
報告数は316人(8.8)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。
例年同時期の定点当たり平均値*(0.74)の約11.9倍であった。
宮崎市(12.4)、中央(11.0)、都城(10.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2023年6月9日更新)